エルモサ二つ目の災難
5月18日
続きです。
エルモサに起きた災難の二つ目は・・・
2年前(click!)に発症した前庭疾患の再発
最初の時もそうでしたが、今回も前触れなく突然の発症。
GWが始まった先月28日の早朝のことでした。
いつものようにエルモサをサークルから出して歩いている姿を何気なく目で追っていたんです。
何だかちょっと後脚がもたついているような気がして近づいていったら身体が急に左側に傾き始めて倒れこんでしまいました。
咄嗟に顔を覗き込んだら既に眼振が始まってました。
直ぐさま『再発』の2文字が頭をよぎりましたが、前回ほど取り乱すこともなくこちらも落ち着いて対処することができたと思います。
今回の原因のひとつに私達は内耳炎による神経の炎症が関わっていたのではと考えています。
老犬になってから内耳炎に罹患しやすくなったエルモサの耳(特に右耳)には日頃から注意を払ってきましたが、この時も右耳の奥にかなりの異物が溜まっていて今回の再発に少なからずも影響を及ぼしてしまったような気がします。
肛門嚢破裂の件もあって耳のケアを少し疎かにしてしまってたことを猛省
前回の発症では1週間の入院を余儀なくされましたが、今回は入院するほど重い症状ではなさそうということで、自宅での様子見を提案されました。
肛門嚢破裂で服用していた抗菌薬の継続服用を指示され、新たに浮腫みをとる液体の薬(イソバイド)が1週間分処方されました。
それと抗菌薬の点耳薬です。
4日程経過した頃から眼振は治まってきましたが、足元はまだ時々フラつきトイレやベッドのちょっとした段差につまづいてしまうことは相変わらず続いていました。
前回は発症から約2週間で完治に辿り着けたので、今回もとりあえず2週間は静観することとしました。
でも薬が切れるので発症1週間後に再受診。
そこで先生からふらつきの様子を診てもらった結果、今回は年齢を考えて脳障害のことも念頭に入れておいた方がいいと告げられました
犬種の中でもフレンチは脳疾患が多いらしいです。
その上エルモサは4ヶ月後には16歳を迎える老犬ですものね。
若ければ違った選択をしたかもしれませんが、今回はMRIやCTなどの検査はしません。
たとえ原因がハッキリして脳に何か疾患が見つかったとしても今はもう放射線治療などの積極的治療には手を出さない方針だからです。
もしかしたら近いうちに痙攣などの発作を起こしてしまうかもしれません。
でもこの先何も起こさず生涯を全うしてくれることだって大いにあり得ます。
ただもう何が起きてもおかしくない年齢であることだけは確かなこと。
1週間後の再受診ではこれまでの薬の代わりにステロイド(プレドニン)が1週間分処方されました。
現在、プレドニン服用時の典型的症状である水のがぶ飲み&シッコの回数が凄く、ペットシーツの使用量が半端ないです。
発症してから明日で丁度3週間。
最初のうちは前回より軽いと思っていた症状でしたが、今回はよろめきなどの運動失調と斜頸などの後遺症が多少残ってしまいました。
それでも普通に歩いたりトイレもひとりで出来てます。
振り返ったりした時にバランスを崩してしまうことがあるので怪我をしないよう最近サークル内の環境を少しだけ替えてみました
内耳関係は気候の影響を受けやすいので、昨今の不安定な気候には本当に困ってます。
これから猛暑に向かっていくし心配が尽きません。
動きがちょっとおぼつかないのでエルモサ自身も戸惑っているかもしれません。
でも頑張っているのでこれからも応援よろしくお願いします。